『CATIAのことならまかせておいて!』『NXは殆ど使えるよ。』『Pro/E?楽勝。』なーんて言えたら確かにとても格好いい。トレーサー、ちょこっとモデラー、ちょこっと冶具設計、CAD講師を経てきた私はそう思う。
だって、CADは今やPLMと切っても切れない状態だ。それを殆ど全部OKなーんて人がいたらスーパーマンもしくはスーパーウーマンだ。ユーザーは必要な部分の機能だけ使う。PCをTVを観るだけに使うとかそれと同じ。
赤ちゃんは、はさみを使えないけれど成長して使っていくうちに自然と使えるようになる。CADだって、新機能であろうが何回か使えば使えるようになる(勿論覚える気があるのが前提)。
CADは道具なのだ。
道具を上手く使うには知識があればよりよく使える。ではCADを使う人の知識とは?設計の知識、解析の知識、そして・・・製図の知識だと私は思う。
設計の知識は誰でもが思うところだろう。解析の知識も今や設計の知識とセットで求められるところだ(私はこれがないためにイマイチ、いえイマニ、イマサン、イマヨンなCAD使い)。そして製図。
この製図、今結構知らない人が増えているらしい。特に幾何公差。といっても私も威張れたものではないのですが。
私の知人が会社で幾何公差の問い合わせのようなことを行っているのですが、この間問い合わせで『(形状データの説明後)どんな幾何公差をつけたらいいですか?』という問い合わせがあったそう。・・・・・ヘルプサポートの人に、どんな幾何公差つけたらいいって・・・・それは設計者が目的に適応できるように決めることであって、ヘルプサポートに問われたって無理ってもの。えええ?設計者なのに幾何公差もわからないのー?って知人に言ったら、最近では大学あたりで幾何公差を教えるところはかなりないそうで・・・・・。ええーっ!私から言わせると、幾何公差を知らない設計者って格好悪い。それなら製図もわかる設計の助手レベルができるモデラーのほうが格好いいし、私が経営者ならそんな使えるモデラーの方を雇いたい。
あぁ、そういえば私が派遣先に面接を受けに行ったとき(その時の私の売りはIDEAS)『製図はわかりますか?』って聞かれたのを思い出しました。その時は『設計周辺である程度製図が解るのって当たり前じゃん!なんでこんなこと聞くんだ?』と思ったなぁ。
多分製図1級とか持っていたら自分の『売り』になると思う。